FITE概要

♦ FITEとは?

Far-Infrared Interferometric Telescope Experiment
遠赤外干渉計

の略で、光の干渉を用いて天体を観測する望遠鏡です。 図1は、FITEの完成予想図です。



図1.FITEの完成予想図



♦ FITEを製作する目的


星形成領域や、原始惑星系円盤星などの天体には大量のダストが存在しています。そのダストからの放射を観測すると、その部分が温度の温度構造が分かり、さらに密度構造やエネルギー量が分かるようになります。
ダストからの放射のピークは、遠赤外の領域(4μm〜1000μm)になっているため、遠赤外線が観測可能、かつ、構造などを詳細に観測するために、高い空間分解能が必要になります。
現在動いている、もしくは計画の進んでいる天体望遠鏡には、図2のようなものがあります。しかしながら、遠赤外の領域においては、あかり(Astro-F)、次世代のSPICAでも10秒角程度の分解能で、FITEが目指す1秒角という高い分解能を達成できません。



図2.稼動中、もしくは計画・開発中の天体望遠鏡の波長ごとの分解能について



♦ FITEの観測場所について


遠赤外線は、地球の大気によく吸収されるため、地上から観測することは、不可能です。故に、大気の薄いところ、もしくは大気圏外で観測する必要があります。
そこで私達は、FITEを気球に搭載して、高度40kmで観測を行います。 2007年秋、ブラジルで打ち上げ予定。



図3.気球のイメージ

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